空き家になった実家はどうしたらいい?実家の売却について解説

公開日:2024/08/15  

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実家が空き家になると、その管理や将来の利用方法に悩むことが少なくありません。

空き家を放置すると価値が下がる可能性があるので、売却することを選択肢のひとつとして考えてみましょう。本記事では、実家の売却について考える際のポイントや手続きについて解説します。空き家となった実家の対処に悩んでいる人の参考になれば幸いです。

空き家になった実家は売却するべきなのか

空き家になった実家を売却すべきかどうかを考える際には、いくつかの要素に注意する必要があります。

以下に、4つの判断ポイントを紹介します。

固定資産税や修繕費について

まず、固定資産税や経年劣化による修繕費が継続的にかかる点について考えてみましょう。

実家が空き家で誰も住んでいなくても、固定資産税は支払わなければなりません。また、経年劣化による建物の劣化や老朽化も進行し、修繕費用が必要になる場合があります。このような費用がかかり続けることで、所有するだけで負担が増える可能性があります。

空き家のあいだの管理費用

遠方に住んでいて実家の手入れができない場合、業者に清掃や管理を委託する必要が生じることもあるでしょう。

この場合、管理費用が発生します。定期的な点検や管理が難しく、業者に依頼せざるを得ないことを考慮する必要があります。そのため、管理費用がかさむ可能性も視野にいれましょう。

家の価値が下がる可能性

さらに、実家が空き家であるあいだにも建物自体や設備は劣化します。

そのため、家としての価値が下がる可能性があります。近隣の不動産市況や建物の状態によっては、売却時の価格がどんどん低下することがあります。この点も考慮する必要があるでしょう。

防犯面のリスク

空き家は防犯面でもリスクがあります。

長期間放置された建物は、不審者や犯罪の標的になる可能性が高まります。また、放火や不法侵入などのリスクもあります。そのため、空き家を放置することで、近隣住民や地域全体の安全にも影響を与えてしまいます。

実家を売却する際の流れ

こちらでは、実家を売却する際の流れを紹介します。

まず、相続登記が必要です。相続登記とは、不動産を相続した際にその所有権を正式に登記する手続きのことを指し、令和6(2024)年4月1日から義務化される手続きです。すでに相続が完了している場合は、相続人が所有者として登記されています。

次に、不動産の査定です。査定では、不動産の市場価値や条件などが評価されます。不動産会社や不動産査定の専門家に依頼し、適切な査定額を得ることが重要です。

そして査定結果を元に、不動産会社と媒介契約を結びます。媒介契約では、不動産会社に対して売却の代理を任せる内容が定められます。ここでは、専任媒介や一般媒介などの契約形態を選択し、手数料や期間などの条件を取り決めます。

媒介契約が結ばれると、不動産会社が販売活動を行います。広告やインターネットを活用した宣伝活動や、内覧の手配などを行い、買い手を募集します。

そして、買主が現れたら売買契約を結びます。売買契約では、物件の価格や引き渡し日、売買の条件などが明記されます。売主と買主が合意したら、契約書に署名と捺印します。契約が成立したら、物件の引渡しと登記へと進みます。

引渡しでは、不動産の所有権が買主に移転し、売主が物件を引き渡します。また、登記手続きを行い、売買契約にもとづいて不動産の所有権を正式に買主に移転させます。

実家を売却する際の注意点

実家を売却する際には、いくつか押さえておきたい注意点があります。

以下で、主な3つの注意点を紹介します。

放置せず早めの判断を

まず、売却するなら早めに行動することが重要です。

空き家として放置しておくことは避け、早めに売却を検討しましょう。上記で伝えたとおり、空き家は価値が下がる可能性が高く、管理や維持費用もかさみます。また、長期間放置されることで防犯上のリスクも高まります。そのため、実家を売却するならば早めの行動が望ましいでしょう。

売却にかかる税金を確認する

次に、実家の売却にかかる税金などを確認することが重要です。

売却にともなっては、譲渡所得税や固定資産税の支払いが発生する場合があります。また、相続税や贈与税の問題も関係してくる可能性があります。これらの税金について正確に把握し、適切に対処することが必要です。

信頼のできる不動産屋を見つける

売却時には、まず不動産査定を受けることが重要です。

そのため、信頼できる不動産屋を見つけることが大切です。不動産査定では、実家の市場価値や条件などが評価されます。査定結果をもとに、適切な売却価格を設定し、スムーズな売却を進めることが可能です。複数の不動産会社や専門家に査定を依頼し、複数の見積もりを比較することも大切です。

まとめ

実家が空き家になっている場合には、早めに売却に向けて行動することが重要です。売却には相続登記から始まり、査定や媒介契約、販売活動、売買契約、引渡しといった流れがあります。また、早めの行動や税金の確認、不動産査定の受け取りも必要です。さらに、パートナーとなる不動産屋は信頼できるところに依頼することが大切です。これらの注意点を踏まえ、適切なタイミングで実家の売却を進めましょう。

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